タイトーの回し者、遂に公認になる~「パズルボブル エブリバブル!」招待制トーナメント大会参加レポ~

ごきげんよう紫乃です。

去る2023年5月27日、株式会社タイトー様主催の「パズルボブル エブリバブル!」招待制トーナメント大会にて実況・解説を担当させていただきました

noteではトーナメント大会について詳しく振り返ったので、こちらでは当日までの経緯を含めてつらつらと語っていきます。

もしかして有名人なのかもしれない

話は3月31日までさかのぼります。

この日はEVO Japan 2023の会場内で「パズルボブル エブリバブル!」の試遊会がおこなわれるとのことで、久しぶりに東京ビッグサイトを訪れていました。その時もレポートを書いているので、よろしければこちらもどうぞ。

freewheelingbubbles.hateblo.jp

試遊を楽しみ、スタッフの方にカメラをお渡ししてバブルンとのツーショットを撮っていただくと、カメラを返す際にスタッフの方が声を掛けてくださいました。

「あの……もしかしてRTAの解説の方ですか?」

有名人かな?

 

そう、この方こそ、パズルボブル エブリバブル!」のプロモーションをご担当されているたのひーさんだったのです。

youtu.be

 

私は当然たのひーさんのことを存じ上げていて、「ひょあ~~~~~動画で見てた時点でも綺麗なお姉さんだと思ったけど、実物は本当に綺麗で可憐なお姉さんだあ」などと思っていたのですが、それより何より認知されているという事実が激ヤバすぎて、しばらく「アッアッアッア」と言っていました。

そんな不審者でしたが、とりあえず名刺を渡さなければと鞄をガサゴソと漁っていると、「実は、お願いしたいことがありまして……」と大会での実況・解説のご依頼を頂きました。

想像していただきたいのですが、何年も待ち焦がれたゲームの初の試遊会に行って、ご担当者様に認知されてお声がけいただき、その場で依頼を頂けるって、どんな気持ちになるか考えたことあります? 私はなかったので完全に脳がパンクしました。

しかも、「ブログも拝見してます」「イベント拝見しました」などとありがたいお言葉のゲリラ豪雨を浴び、完全に人前に出しちゃいけないタイプのオタクがEVO Japanの会場内に爆誕してしまいました。このオタクを目の前にしてもイベントに呼んでくれるタイトーさんの懐の深さよ。

 

その後、名刺交換をしながら「詳細は追ってご連絡しますので、まだSNS等での口外はなしでお願いします」「もちろんです! 誰にも言いません!」というやり取りをしました。

一切の匂わせもなかったので突然の告知に皆様びっくりされたかと思いますが、それは全てこの約束があったからです。株式会社タイトー様との約束は、私にとって日本国憲法と同等の拘束力を有します。

 

余談ですが、たのひーさんは私の推しまで把握してくださり、別日に開催された試遊会で「Shino.さんにはここのステージがおすすめです、うーるんのステージなので!」と言ってくださいました。

世の中にゲームの制作者に認知されている走者は数あれど、推しキャラまで認知されてる走者は私くらいではないでしょうか。おかげで私はGWの横浜で無事に不審者になりました。

 

そんなこんなでたのひーさんとのお話を終えてふわふわとした足取りで会場を歩いていると、レベルデザイナーの伊与政さんがいらっしゃいました。

youtu.be

伊与政さんは動画を見ていただいてもわかるとおり、とても明るくて個性的で素敵な方です。

バブルンの登場を待っている間に別の社員さんと話をさせていただいたのですが、

タイトーさんの社員さんって、お林さんや伊与政さんや、個性的で素敵な方がたくさんいらっしゃいますよね」と言ったところ、

「いや、お林や伊与政はかなり特殊な例でして、全員がそういうわけでは……あっ、彼らもね! 別に変な人ってわけではありませんから! 真面目な良い社員ですからね!」と返ってきたのがとても良かったです。社内の雰囲気の良さが伝わってきますね。

 

そんな伊与政さんはお客様の対応で忙しく、なかなか話しかけられそうになかったものの、何とかタイミングを見計らって声を掛けることに成功。

YouTubeでいつも拝見してます!」と声を掛けようとすると、それより先に「あの、もしかして、解説をやられてた……?」と言っていただきました。

有名人じゃん。

 

伊与政さんはお忙しいようだったので、急いで名刺交換だけさせていただいたのですが、「僕もあんな風に解説ができるようになりたくて、『今の反射良かったですね!』とか『見事すり抜けて当てていきました!』とか言えるように、今練習してるんです」とお話しされていて、憧れて話し掛けたはずの方に何故か憧れられているという謎の展開に割と混乱しました。ありがたすぎる話、1周回って意味が分からなくなりがち。

社員の皆様、こんな不審者に優しすぎるでしょ……。(オタクの感涙)

 

一通り話を終えた完全に人前に出しちゃいけないタイプのオタクは、おぼつかない足取りで昼前に会場を後にし、帰路につきました。

嬉しいことが続きすぎて頭が沸騰しそうなほどこんがらがっていたので、意味もなく大崎駅で降り、満開の桜が咲き誇る目黒川沿いを意味もなく1時間ほど歩いて頭を冷やしました。あんなに味のしない丸亀製麺ぶっかけうどんを食べたのは、生まれて初めてです。

ご担当者様困らせ系解説者

後日、たのひーさんからご連絡を頂き、「うっわマジで本当じゃん……あれはオタクがEVO Japanの熱気の中で見た夢じゃなかったんだ……」と思うなどしていました。

最初は「招待制のトーナメント大会」と伺っていたので、きっと関係者とかがメインなんだろうな~と思ったら8人中3人がめちゃくちゃよく知ってるRTA勢でウケました。いつものノリでできたのは、よく知ってるメンバーがいてくれたからかもしれません。感謝。

 

イベント前には、たのひーさんと打ち合わせもおこないました。

打ち合わせで「どんな感じでやればいいですか?」と伺ったところ、オーダーが「盛り上げる感じでお願いします。秋葉原の駅前なので、とにかく目立ちたいです」とのことでした。

通行客にも声を掛けてOKと伺っていたので、お得意の通行人巻き込みアナウンスもしました。自由にやらせていただき本当にありがとうございました。

 

打ち合わせ前に原稿を頂いたのですが、原稿に普通に「タイトーの回し者お姉さん」というワードが入っていてめちゃくちゃ笑いました。その部分を修正していただき、「アッそうですね、まず『タイトーの回し者』で切っていただいて、そのあとに『パズルボブルのお姉さん』で……あぁ~~~~っもうこんなことで修正させてしまって申し訳ございません!!!」と混乱するオタクになっていました。限界が過ぎる。

情報解禁時点で「肩書がないから私だけ謎の人になっている」とTwitterで話題にしていましたが、それもご覧になったとのことで「そうなんです、Shino.さんの肩書をどうすればいいのかが分からなくて……」とおっしゃっていました。どうやら、本当に肩書が分からなかったので、それならばいっそ何もつけずに、となったそうです。

新作発売直前のご多用のところ、こんなどうでも良いことでお手を煩わせてしまい申し訳ございません

マジで何者なんだこいつ

そんなこんなで当日がやってきます。前日からめちゃくちゃに緊張していましたが、リア友が私以上に緊張してくれてたおかげもあってか、当日はそこまで緊張せず臨めました。

リハの時点で見知った顔がたくさんいて、とてもうれしかったです。うれしすぎてステージ上で変な踊りをしていたので、試遊台の待機列のお客様は「何だよこいつ」と思っていたことでしょう。

 

リハを終えて楽屋に戻ると、出演者の皆さんがお弁当を食べていました。ちなみに、このお弁当はタイトーさんが用意してくださいました。お菓子や飲み物もありました。至れり尽くせり。ありがとうございます。

お弁当にはいくつか種類があり、唐揚げ弁当が売り切れていたため、いつものノリで隣のお兄さんに「え~ずる~い、私も唐揚げ食べたかった~!」と言ったところ、伊与政さんがどこからか唐揚げ弁当を持ってきてくださいました。優しい……ありがとうございます。唐揚げ、美味しかったです。

 

本番直前に会場付近をうろうろしていると、見慣れたアイテムを身に付けた集団が巨大モニターの前に陣取っていました。ある方はRTAちゃんのTシャツを着て。ある方はRiJの名札を下げて。ある方は鞄からRiJのロゴのキーホルダーを下げて。バブルンのTシャツを着てる方もいらっしゃいました。

そうです。私が「来てください!」とうるさいくらいに告知した影響もあってか、RTA勢がたくさん会場に詰め掛けてくれていたのです。何人いたかな、20人くらい……もっと……?

控室で「RTA勢が10人くらい来るので、会場埋まっちゃうかもしれないです~」と話していたのに、それをゆうに上回る人数が集まってくれました。本当にありがとうございます。

本番前にご挨拶すると、ものすごい歓声で応援してくれました。ありがたい話。なんて温かいRTAコミュニティ。大好き。

いざ本番が始まってステージに出ていくときも、あの日1番の歓声で出迎えてくださりありがとうございます。何も知らない観客の方は、「こいつめちゃくちゃファンが来てるけど何者だ?」と思ったことでしょう。地下アイドルのライブより声出てたと思います。

おいおいみんな、回し者お姉さん大好きか~? 私もみんなのこと大好きだよ。ありがとね。

 

本当は1人1人にお礼を言いたかったのですが、時間の都合と私の人見知りで叶わず、申し訳ありません。来てくださって、盛り上げてくださって本当にありがとうございました。

たのひーさんも「盛り上げてくださってとてもありがたかった」「観客がたくさんいたおかげで、道を歩いている人も気になって立ち止まってくれた」とおっしゃっていました。

フリーダムだぜエキシビション

出番が終わったあとは、楽しくエキシビションをしたりお話をしたり勝手に実況をしたりして楽しく過ごしました。

実況は特にお願いされたわけでもないうえに許可をいただいたわけでもないのですが、自由にやらせていただいて楽しかったです。

エキシビションマッチでご指名もしていただき、ありがとうございました。

 

2vs2のバトルも初体験し、タッキーさんと組んで勝てたのでうれしかったです。わーい!

 

控室で社員さんとお話させていただいたのも楽しかったです。開発の裏話もたくさん聞けました。私は取るに足らない話ばかりしていたのですが、ほかのRTA勢はちゃんとゲームの仕様について質問していてさすがだなと思いました。

私はと言えば、「すでにほかの部署と交流があると思っていた」「どこかの部長や昔の社員と交流がありそう(元社員の方と交流があるのでこれは正解)」「poshiさんと結婚してると思っていた」「多分広報のメンバーはposhiさんとShino.さんが結婚してると思ってる」などの本当にどうでもいい自分にまつわるエピソードを引き出していました

でも、こういうお話をするのが何だかんだとても楽しいんですよね。控室でもイベント会場でも、ずっと笑いっぱなしでした。

なんて幸せな時間。あっという間にイベントが終了する午後5時を迎えました。

 

最後にお土産まで頂いて、本当に楽しませていただきました。ありがとうございました。

余談ですが、タイトーの偉い人からです」とのことで頂いた高級そうなベイクドチーズケーキがとても美味しかったです。ありがとうございました。「偉い人」とは一体どなただったのでしょうか……お礼を言いたかったなあ。

おわりに

まとめかと思いきや長文オタク語りです。

先に宣伝しとこうね。「パズルボブル エブリバブル!」、最高のゲームなのでみんなも買おう。

あまりに人気すぎて品切れになり店舗に置いてないとの声が多数寄せられているので、ダウンロード版がおすすめです。早期購入特典も今ならまだ間に合うぞ。

store-jp.nintendo.com

 

以下はオタク語りです。

今回トーナメントに参加させていただいて、私はタイトーさんのことがもっともっと好きになりました

関わったスタッフの方がどなたも優しくて、控室の雰囲気もすごく良くて、社内の雰囲気の良さが伝わってきました。

 

以前、タイトーさんの社史を読んだ際にこんなことを書いたことがあります。

自分の愛する企業が律儀で堅実な経営を続けてきたことを誇りに思う。

タイトーの回し者、遂にタイトーの社史を読む - 歌ってきたものは口笛を吹きながら去る

創造性が必要なものづくりにおいて、その作り手と作品はしばしば同一視される傾向にあります。しかし、素晴らしい作品を創造する人物や組織が、必ずしも人物や組織として優れているとは限りません。消費者は作品を評価できても、判断材料の少なさ故に、その作り手を評価することは難しいものです。作品の評価と作り手の評価は切り離して考えるべきことですが、好きな作品はできれば良い作り手から生み出されていてほしいと願うのがファン心理ではないでしょうか。

私はパズルボブルという作品を心から愛していて、パズルボブルを生み出したタイトーさんは素晴らしい会社であってほしいと思っていましたし、社史を読んで素晴らしい会社だと感じました。

 

今回、実際に社員の方と交流させていただくなかで、その思いはさらに強くなりました。今動いている組織とそこに属する社員の方を見ていると、「タイトーさんは昔から信念を貫いてきた誇りある企業であり、創立から70年経った現在でも素晴らしい社員の方に恵まれた誇りある企業である」と素直に思えます。

無論、私は実際に社員として働いているわけではないので詳細は分かりませんし、実際に働いている方には愚痴の1つや2つも当然あると思います。仕事というのはそういうものでしょう。

しかし、私は「この会社が、このチームが大好きなゲームを作ってくれて良かった」と胸を張って言えます。知れば知るほどゲームも作り手ももっと好きになれるのは、ゲームファン冥利に尽きます。

 

今回、長年の夢であった「タイトーさんのプロモーションに関わる」という目標が達成されたのもさることながら、こうしてパズルボブルタイトーさんのことがより好きになれたことが本当に嬉しいです。

この素晴らしい作品と作り手が、いつまでも続いてほしいなと思うばかりです。