パズルボブルRTA走者が教えるパズルボブル攻略法 力を手に入れよう編

ごきげんよう紫乃です。

パズルボブルRTAが国内で2番目から4番目くらいに上手い人です。

アケアカNEOGEO パズルボブルパズルボブル2を合計で1,200時間以上遊んでいます。

 

さまざまな場所でパズルボブルの布教活動や解説をしているのですが、よくよく考えたらあまりに当たり前すぎて根本的な話を全くしてこなかったので、これからパズルボブルを始める人向けに攻略法をご紹介しようと思います。

なお、この記事はある程度パズルボブルができる人なら既に知っている内容ばかりですので、「全部知ってるから役に立たない」というクレームは受け付けません。ご了承ください。

エイム力かパズル力か

パズルボブルというゲームを簡単に説明すると、「バブルを撃って繋げて消すアクションパズルゲーム」です。

つまりこのゲームには、

  • アクション要素
  • パズル要素

の2つの要素があるわけです。

このアクション要素を処理する能力を「エイム力」、パズル要素を処理する能力を「パズル力」と呼びます。「えいむか」じゃないよ。

 

では、パズルボブルを始めたばかりの人が優先的に鍛えた方が良いのはどちらでしょうか?

人によって答えは変わると思いますが、私はパズル力を先に鍛えるべきだと思います。

 

極論を言ってしまうと、一人用のモードであればコンティニューすればガイドが出せます(一部作品では出ない場合もありますが、レアケースなので一旦置いておきます)。

つまり、一人用モードならコンティニューさえすればエイム力がなくてもなんとかなるのです。

 

エイム力はコンティニューで補えますが、パズル力はそうもいきません。

パズル力が足りないと、何回コンティニューしたところでクリアの確率はさほど変わりません。唯一変わるところがあるとすれば、乱数による盤面やツモの変化で有利・不利が発生するくらいです。

しかし、パズル力があれば、1回コンティニューしてガイドを出すだけでクリアの確率は大きく上がります。

パズル力、つまり「どこを消せば有利な展開に持ち込めるか」を判断する能力こそが、パズルボブルを攻略するうえで重要だと考えます。

 

そもそも、エイム力は簡単に身に付くものではありません。1,200時間遊んでも未だに失敗する時はします。

しかし、それに比べればパズル力は比較的短期間で身に付きます。エイム力は遊んでいるうちに身に付いてくるものだと思って、まずはパズル力を身に付けましょう。

パズル力の身に付け方

では、パズル力はどうやって身に付ければいいのでしょうか?

既にご説明したとおり、パズル力は「どこを消せば有利な展開に持ち込めるか」を判断する能力のことです。

 

ここで、パズルボブルのルールを思い出してみましょう。初代から変わらない基本的なルールは、以下の2点です。

  • 同じ色のバブルが3つ以上くっつくと消える
  • 根元のバブルを消すとちぎって落とせる

このうち、ゲームを有利に進めるうえで重要なのは2点目の「根元のバブルを消すとちぎって落とせる」というルールです。

根元をちぎってバブルを落とせれば、落とした分のバブルを消す必要がなくなるため、クリアがぐっと近づきます。

 

ここまで説明すれば分かった人もいるかもしれませんが、有利な展開に持っていくために重要なのはちぎって落とすことです。

もちろんそれ以外にも重要なことはありますが、この考えが最も重要と言っても過言ではありません。

つまり、「どこを消せばちぎって落とせるか」を判断する能力がパズル力の根幹を成しているのです。

この能力は、一人用モードはもちろん、攻撃を作って送る対戦モードでも役立ちます。

 

ここからは、どうやってこのパズル力を養うかを、実際のゲーム画面を用いてご紹介します。

なお、今回は「天井に付いているバブルが根元」というルールのパズルボブル2を用いて説明していますが、「支点ブロックに付いているバブルが根元」というルールのパズルボブル3以降でも考え方は同様です。

ステップ① 簡単な盤面から始めよう

まずは簡単な盤面から始めましょう。何事も基本から1つずつ始めるのが重要です。

 

この盤面を一発でクリアするためには、何色のバブルを消せばいいでしょうか?

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

 

多分これを読んでいる大半の人が「ナメてんのか」と思っていると思います。これは簡単ですよね。

答えは黒のバブルです。

 

では第2問です。

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

この盤面を一発でクリアするためには、何色のバブルを消せばいいでしょうか?

 

これも簡単ですね。答えは紫です。

 

このくらいなら皆さん問題なく理解できるかなと思います。では、次のステップへ進みましょう。

ステップ② 複雑な盤面を理解しよう

ここから一気に盤面が複雑になります。でも大丈夫。落ち着いて見ていきましょう。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

第3問。今回注目したいのは、一番左にあるおじゃまバブルです。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

この透明なバブルは消せないため、落とすしかありません。

では、このバブルを落とすためには何色のバブルを消せばいいでしょうか?

 

これもまだ分かりやすい方ですね。

答えは黄色と赤です。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

第4問。

 

四角で囲った下2段を落とすには、何色のバブルを消せばいいでしょうか?

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

盤面が複雑なので一瞬迷ってしまうかもしれませんが、じっくり盤面を見れば分かりますね。

答えは下から3段目のオレンジと紫です。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

第5問。一気に広い盤面になりました。

この面は、天井だけでなく左右などにあるおじゃまブロックにもバブルがくっつきます。

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

この一番右のバブルをなるべくたくさん落とすには、何色のバブルを消せばいいでしょうか?

 

盤面が広くなって天井以外にバブルがくっついている時でも、考えることは同じです。

根元の黄色を消せば、オレンジだけが残ってそれ以外のバブルを全て落とせます。

 

このように、複雑な盤面でも「どこを消せばバブルを落とせるか」を考えるのはとても重要です。

ステップ③ 落とし方を考えよう

ここまでのステップで、どのバブルを消せばちぎって落とせるかは分かるようになりました。

次は実際に消して落とす方法を考えましょう。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

先ほどの第4問で出した盤面です。下2段を落とすために、オレンジと紫を消したいところです。

 

オレンジも紫もこのままでは消せないように見えますが、紫は真上に打てば当たります。

(この辺りの話もいつか詳しく話したいのですが、長くなるので今回は一旦置いておきます。「こうなるものだ」と思っておいてください。)

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

紫を消せましたが、オレンジはどうしましょう。

反射で当てる方法もありますが、正直狙ったところでそうそう当たりません。

何色を消したら安定してオレンジを消せるでしょうか?

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

そうですね。緑を消してあげれば安定して消せます。

 

このように、ちぎって落とすための根元を消しやすくなるように他のバブルを消すことがパズルボブルでは重要です。

ステップ④ ちぎって落とす邪魔をしない

最後に忘れてはいけないのが、「せっかくちぎって落とせるのに、それを邪魔する行動をとらない」ことです。

どういうことかは、実際の盤面を見ながら解説します。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

第2問で使った盤面です。

紫を確実に消すために左側をなるべく空けておく必要があるというのは、感覚的に理解できると思います。紫を引ければ一発でクリアできる盤面なのに、余計なことをして紫が当たらなくなってしまったら勿体ないですよね。

なので、紫の通り道を残すために、紫以外の不要な色は右側に置いておくという戦略をとります。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

続いて、第3問で使った盤面です。

今手元にあるバブルを見てみると、今打てるのが青、NEXTに来ているのが黄色です。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

現時点で青が当たる場所にあるのは赤と白の丸で示した左の1カ所だけなので、この部分に当てたくなります。

しかし、本当にここに青を置いてしまっていいでしょうか?

実は、ここに青を置くと黄色が当たらなくなってしまうので、NEXTに来ている黄色が無駄になってしまうのです。

 

では、仮にNEXTに黄色が来ていなかったらどうでしょうか。

その場合に青をこの位置に置くべきかは人によって考えが分かれるかと思いますが、私は置くべきではないと思います。

というのも、この盤面で左の青を消してもおじゃまバブルが落とせず、結局は黄色バブルを消すことになるからです。

青バブルを先に消せば黄色に当てやすくなるという戦略もありますが、そもそも青を消すために狙う場所と黄色を消すために狙う場所は全く同じなので、青バブルを消せるエイム力があるなら黄色バブルも消せるはずです。

つまり、この位置にある青バブルは優先度が低く、より優先度が高い黄色バブルのために場所を空けておいた方が良いというのが私の考え方です。

 

このように、ちぎって落とせる場所を塞いでしまって落とせなくなるミスは往々にして起こる(私もよくやる)ので、注意しましょう。

こちらのお邪魔行動は分かりやすいかと思いますが、実はもう1パターンお邪魔行動が存在します。

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

第5問の盤面です。この一番右、黄色を消せばまとめて落とせる部分は、天井や他のバブルとくっつくとちぎって落とせなくなってしまいます

 

画像は「アケアカNEOGEO パズルボブル2」より引用

先ほどの盤面から数手進んだ状態です。

この状態で黄色を消しても、オレンジにくっついているのでバブルが落ちてくれません

この盤面はまだ綺麗な状態なのでオレンジを消せば落とせますが、ミスショットをしているとリカバリ難易度は一気に跳ね上がります。

 

このように、ちぎって落とせるバブルを他のバブルとくっつけたせいで落とせなくなるミスも、往々にして起こります。

目の前のバブルを消すことに集中していると知らないうちにくっついているケースもあるので、くっつき事故が起きやすいROUNDでは時たま盤面を見渡してあげましょう。

まとめ

今回は、まとめて落とせる場所を見つけること、それを確実に実行することの重要性についてお話しました。

実際にやってみると難しいこともあると思うので、楽しみながらゆっくり慣れていただくと良いかなと思います。

 

というわけで、皆さんもパズルボブルを買って遊んでくださいね!

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