回し者お姉さん、婚礼司会者になる ~ばやぽ結婚式&披露宴参加レポ~

ごきげんよう紫乃です。

2022年12月3日、ぽ氏お兄さんとばやちゃおさんの結婚式と披露宴に参列してきました。

とっても楽しかったしとっても色々あったので、当日までの経緯も含めて語りたいと思います。

依頼を受ける

皆さんは突然の結婚報告に驚いたかもしれませんが、私は当然全部知っていたので、「遂に籍入れるのねおめでと~」くらいの感じでした。

何月くらいだったか忘れちゃったんですが、通話中に「ブライダルフェアに行って会場が決まった」という報告を受けて、「いいねえ、ブライダルフェアでタダで食う肉美味いよな」みたいなあるあるトークをしたところ。

 

お兄さん「で、お姉さんに司会者をお願いしたいなと思っていまして」

私「マジかよ」

 

いやね、結婚式やったことある人なら分かってくれると思うんですけど、婚礼司会者ってめちゃくちゃ大変なのよ。

RTAイベントで解説やるのとは話が違うのよ?????

 

でもフットワークの軽さがヘリウム並でおなじみのお姉さんなので、二つ返事で受けましたとさ。

打ち合わせ

さて月日は流れ、二人も入籍を済ませてあっという間に挙式1か月前。

式場へと打ち合わせに向かいましたが、この日はなんと喋るのがやっとのレベルの喉の痛みと格闘中。予定していたJAWS振り返り配信を延期してもらうほどの最悪なコンディションでした。

(※この時にも病院に行き、検査をおこなったうえで新型コロナウイルスに感染していないことを確認しています)

 

打ち合わせでは、これまでメールや電話でやり取りしたウエディングプランナーさんと初めてお会いしました。

プランナーさんとは当初はメールでやりとりしていたのですが、諸事情により電話でやりとりをさせていただいていました。

えっ、諸事情って何かって? そこは次の章でお話しましょう。

サプライズの準備

さて、話は2人が入籍した9月までさかのぼります。

2人の結婚式、何か特別なことがしたいな~と思い、色紙を贈ることを思いつきました。

 

実は、以前もお兄さんに色紙を贈ったことがあります。

この時は誕生日だったこともあり、お兄さんの友達を中心にメッセージを集めたのですが、「2人のお友だちから広くメッセージを集められたら素敵だなあ」と思ったのがきっかけです。

皆さんご存知かと思いますが、お兄さんの奥様のばやちゃおさんはハイパー凄腕クリエイターで絵が上手なお友だちが多いので、「2人のお友だちに声を掛けて、ばやちゃおさんのお友だちに描いてもらったイラストを使った色紙を作ろう」と思いました。

 

そんなこんなで調査開始。絵が大きく入れられるサービスを探していたところ、色紙を製本してくれる「スゴヨセ」というサービスを知りました。

オンラインで集めたメッセージを、自分で選んだ画像を表紙にして製本してくれるなんて、素敵じゃありません?

使うサービスが決まりました。

 

では、そんな寄せ書きの表紙イラストは誰に頼みましょうか。さすがのお姉さんでも、ばやちゃおさんのお友だちに気軽に「イラスト描いてください」って頼める相手なんていないのでは……?

いや、いるんだなこれが

 

そこでお声がけしたのが、ばやちゃおさんのお友だちのこぎのきゐさんです。

すぐにご快諾いただき、私の「なんかブライダルで幸せそうな感じの2人」というふんわりとしたリクエスを見事に形にしてくださいました。

また、新婦側の声掛けも全部やっていただき、本当に頭が上がりません。ありがとうございます。

 

さて、残りは新郎側への声掛けです。

知らない人もいるかもしれませんが、ぽ氏お兄さんは曲も作れます。そちらの界隈で知り合った人にもぜひメッセージをいただきたい……!

 

誤字ツーリスト
代表取締役 ルゼ様

清秋の候、貴社ますますご盛隆のこととお慶び申し上げます。
平素は回し者活動に多大なるご理解ご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この度ぽ氏の入籍に伴い、「結婚式の日にサプライズで色紙を渡してぽ氏を号泣させてやろうぜwww」という企画を立ち上げました。
つきましては、添付のとおりメッセージを募集しておりますので、ぜひ以下のURLと添付画像を社員の皆様方にもDM等でこっそり共有していただき、メッセージを頂けますと幸いです。

1冊に100人まで書けるようなので、人数が多少増えても問題ありません。ぽ氏がお世話になった多くの方からメッセージを頂ければと存じます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご清栄をお祈り申し上げます。

タイトーの回し者お姉さん
Shino.(紫乃

困った時のルゼさん。グルコスとかCHUNITHMとかに曲が入っているめちゃ強クリエイターです。この記事強いクリエイターしかおらんな?

(※誤字ツーリストは別に企業ではなく普通の旅行サークルですが、依頼するときのフォーマットをビジネスライクにするのが毎回のお決まりなのでこうやってメッセージを送っています)

先ほどのDMを送ると、瞬時にご快諾のお返事を頂けました。たくさんお声掛けをいただき、ありがたい限りです。いつも本当にありがとうございます。

 

さて、あとはRTAの仲間に連絡をするだけです。

お兄さんに知られずに連絡しなければいけないので、基本はDM。

お兄さんと交流があるかどうかわからない人も多かったので、このツイートにリプライをしていた人を中心に「この人交流ありそう」と思う人にDMを送りまくりました

あとは、JAWSの会場でお兄さんと仲良くしていた人や、参加レポでお兄さんの名前を挙げていた人にも声を掛けました。

声を掛けたのはDiscordのDMだったりTwitterのDMだったり。一度に送ったのでDMの返事が来まくったのも良い思い出ですね。

突然のDMにもかかわらず、皆さん快く参加してくださって助かりました。ありがとうございました。

 

プランナーさんとも電話で打ち合わせをして、見事披露宴中に渡す権利を勝ち取ることに成功。

私が渡してもいいんですが、せっかくなので表紙イラストと取りまとめをしてくれたこぎのきゐさんに手渡してもらうことにしました。

 

そんなこんなで完成した、総勢43名のみんなの気持ちが詰まった色紙。自分でリボンをかけて、忘れないようにキャリーケースの中にしまっておきました。

原稿作成

さて、話を打ち合わせに戻しましょう。

私はてっきり「こちら台本のテンプレートですので、ここから自由に変えてくださいね」という感じで原稿を貰えると思っていたのですが、

 

プランナーさん「そしたらここは○○って感じで言っていただければ大丈夫です」

 

いや口頭かよ。

A3サイズの進行表に必死でメモを書き、そのメモとネット上に掲載されている台本例をもとに作成しました。こだわったポイントは後述。

 

もともと式典の司会はやったことがあるんですが、人の名前を読むのって本当に緊張するんですよね。そこだけはマジで絶対に間違えられない。噛むのも許されない。

2人のチェックも経て、1週間前に原稿を完成させ練習を繰り返しました。

振り返れ! 結婚式

さて、ここからは結婚式を振り返っていきます。

始まるまで

午前中の式で朝早かったので、式場でヘアセットを依頼しました。かわいい感じに仕上げていただいて感謝です。

ヘアセットが終わるとすでにルゼさんとまさおさんがいらっしゃったので、しばしご歓談。こぎのきゐさんも途中でお見えになって、「声とオーラでお姉さんだって分かりました」と言っていただけました

結婚式

結婚式は厳格なキリスト教式で、「厳粛な式なので写真撮影はご遠慮ください」と言われるくらいにしっかりしている式でした。

その代わりに、式の写真を1時間後からダウンロードできるサービスがあって、最近の結婚式ってすごいわねえ~と思いました。

 

まあそんな結婚式なんですが、泣いた親族かってくらい泣いた。

一人で歩いてくるお兄さん見て泣いたし、ばやちゃおさんのベールダウン見て泣いたし、なんなら賛美歌歌いながらも泣いた。ほんと、良かったねえ……。

そんな感じの厳格な式だったので、いわゆる「誓いのキス」とやらも形式が違うのね、と思っていたらお兄さんのミスだったらしいです。ウケる。詳しくはお兄さんの参加レポをどうぞ。

note.com

 

教会での式が終わってからは、ガーデンでブーケトスならぬブーツトスをしたり、新婦が大好きなアザラシを投げたり、みんなで写真撮影をしたりしました。

 

写真撮影が終わるとどうなる?

知らんのか お姉さんの出番が始まる

振り返れ! 披露宴

こちらの式場の形式はなかなか特殊でして、本来なら披露宴中におこなうケーキ入刀・ファーストバイト・乾杯をガーデンでやってから披露宴会場に移動します。

そんでもってケーキ入刀からは披露宴の扱いなので、記念写真を撮り終えたら突然司会者の出番がやってきます

ここからは、感想だけでなく原稿で工夫したところも含めて語っていきます。

ケーキ入刀

最初のお仕事。ここは2人らしく(というかお兄さんらしく?)ということで、RTAイベントのように5カウントでケーキ入刀のカウントダウンをしました

カウントダウンくらいならRTAイベントを知らない人でも参加できるし、小規模なオフイベント感あって良かったですね。

いやでもまあ、結婚式ってオフイベントなので……

ネット上に書かれてた「新郎新婦は気持ちを一つにして同じカメラを見てくださいね」ってフレーズがウケて良かったです。考えたの私じゃないけど、司会やる人は使っていいよ。

ファーストバイト

「なんやそれ」という方のために説明すると、新郎新婦がお互いケーキを食べさせ合うハイパーリア充イベントです(けどよくよく考えたら、結婚式と披露宴そのものがハイパーリア充イベントだよね)。

全長120センチの巨大スプーンが出てきたところで盛り上げられて良かったです。

乾杯

式次第をちゃんと理解できてなくてグダってしまったのが反省。でも新婦が盛り上げてくれたのでヨシ!

新郎新婦入場

ここからは披露宴会場。分かってはいたけど、扉が開いてからの2人が想像以上に遠くにいたので、つなぎの言葉を考えておらず間延びしてしまったのがガバポイントでしたね。

でもドレスの説明とかアクセサリーの説明とかはできて良かったです。こだわったポイント、説明したいもんな。

新郎新婦紹介

原稿を読むだけなので得意っちゃ得意ですが、人の名前をはじめ間違えられないからめちゃくちゃ緊張しました。固有名詞、本当に怖い。

練習の甲斐もあり、無事に噛まずに読み切れて良かったです。あとウケて良かった。

ムービー上映

ギャグに全振りしたなれそめムービーと、FRENZで上映した映像作品を流しました。

なれそめムービーは何故か私も出演しているという謎展開で、ちゃんとウケていて安心しました。気が緩んだせいで受けコメントで普通に笑ってしまって喋れなくなりましたが、それだけ面白かったということでお許しください。

youtu.be

緩い披露宴で良かったね。

FRENZの方はちゃんとやりました。

スピーチ&サプライズ

ゲストの方によるスピーチがありまして、新婦のご友人と新郎の妹さんがスピーチをしてくれました。

新婦のご友人によるスピーチは、新婦の人柄がよく伝わってくる内容で、新郎が普通にいじられててとても面白かったです。

新郎の妹さんによるスピーチは、サプライズでムービーを用意されていて、事前に知ってたくせにうるっときてしまいました。素敵なきょうだいだあ……。

 

そして前述の色紙もここでプレゼントです。私が何食わぬ顔で原稿を読み上げていると、「えっ!?」という顔で2人が私の方を見ていたのが最高に気持ち良かったです。

喜んでくれて良かったですね。改めて、きゐちゃん、ルゼさん、メッセージをくださった皆さん、本当にありがとうございました。

デザートブッフェ

デザートはガーデンでブッフェ形式でおこなわれました。

その日は朝はあいにくの曇り空でしたが、デザートブッフェのタイミングではすっきりと晴れ、きれいな青空が広がっていました

ぽ氏お兄さんの代理キャラ(Twitterとかのアイコンの子)のシュークリームがあることは知っていたのですが、代理キャラのラテアートまであるとは知らず驚きました。

ガーデンでぽ氏お兄さんのお母様とお話をさせていただいたのですが、「趣味をはじめさまざまな点でお世話になっている」「恋愛の御指南もいただいた」というフレーズがお母様の口から飛び出し、お前は親御さんに何を言っているんだと本気で思いました。

祝電披露

お兄さんが働く会社から祝電が届いていました。

人生で初めて祝電を読みましたが、読み方の形式を調べなくても普通に読めたので、入学式とかでちゃんと祝電を聞いていて良かったなと思いました。

花嫁手紙・花束贈呈

私が結婚式を挙げたときはボロボロ泣いてしまって全然読めなかったのに、ばやちゃおさんは泣かずにしっかりと読めていてすごかったです。

ここの声色はめちゃくちゃ気を遣ったのですが、果たしてあれで正解だったかは分かりません。確認したいんだけど、RTAイベントじゃないからアーカイブ見れないんだよな……。

新郎新婦退場

退場があっという間でビビりました。

そこそこ長いと思って台本を用意してたので、そこは急遽読まず。その後のエンドロールムービーまわりの台本は、スタッフの方に確認して全部読ませてもらいました。

総括

  • 原稿はもっと練習しろ。何回噛んだら気が済むんだ。
  • アドリブで喋ろうとするな。映像も全部見てるんだから台本を作っておけ。
  • でも盛り上がったので良かったね。
  • そもそも参加できて良かった。
  • 2人とも結婚おめでとう!